第111回 保健師国家試験 午後問105
A さん(42 歳、男性)は 2 週間の海外旅行から 9 月 1 日に帰国した。 滞在地では麻しんが流行していたが、帰国時の A さんには特に症状がなく、翌日から 5 日間、会社へ出勤した。 帰国 6 日後に、起床時から発熱がみられたため近くの B 診療所を受診し、解熱薬等の処方を受けた。 その 2 日後に全身の発疹が出現したので再度 B 診療所を受診したところ、麻しんが疑われたため C 病院に紹介され入院となった。 C 病院の医師は入院時点までの A さんの症状および経過から、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉に基づき麻しんの発生届を管轄保健所へ提出した。 A さんの同居家族を含む接触者中 3 名が二次感染により麻しんを発症したが、 3 名とも麻しんワクチンの未接種者であった。 今回の事例を受け、管轄保健所の保健師は、今後、麻しん患者が発生した場合の拡大防止の取り組みの一環として麻しん定期予防接種の接種率向上のため、未就学児の保護者を対象とする講演会等に積極的に出向き、予防接種の重要性について説明を行う時間を設けてもらうようにした。 ある会場での講演会終了後に、参加者である一人の母親から「かかりつけの医師から勧められているが、自分は子どもに予防接種を受けさせるつもりはない」と申し出があった。 この母親への保健師の対応で適切なのはどれか。
正答3