システム監査の目的に関して,次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。
情報システムに関わるリスクに対するコントロールの適切な整備・運用について,a のシステム監査人が b することによって,IT ガバナンスの実現に寄与する。
正答4
解説
正解は4です。
システム監査の目的を表した文の空欄に入る字句を問う問題です。
システム監査は、監査対象から独立した専門家が、情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかを評価するものです。
【空欄の検討】
a:システム監査人には、監査対象から独立し、専門的な知識をもつことが求められるので、「独立かつ専門的な立場」が入ります。
b:システム監査人の役割はコントロールを点検・評価することであり、自ら構築することではないので、「評価」が入ります。
【選択肢別解説】
1:× 業務に精通した主管部門は監査対象の当事者であり、独立性がありません。
また、コントロールの構築は監査人ではなく被監査部門の役割です。
2:× bの「評価」は正しいですが、aが誤りです。
主管部門の立場では、客観的な監査ができません。
3:× aの「独立かつ専門的な立場」は正しいですが、bが誤りです。
監査人がコントロールを構築すると、自分で作ったものを自分で評価することになり、独立性が損なわれます。
4:○ 独立かつ専門的な立場のシステム監査人が評価する、という組合せが正しいです。
その結果を助言や改善につなげることで、ITガバナンスの実現に寄与します。
【ポイント】
システム監査人には外観上と精神上の独立性が求められます。
監査人の仕事は「評価と助言」であり、改善を実施するのは被監査部門です。