仮想記憶を利用したコンピュータで,主記憶と補助記憶の間で内容の入替えが頻繁に行われていることが原因で処理性能が低下していることが分かった。
この処理性能が低下している原因を除去する対策として,最も適切なものはどれか。
ここで,このコンピュータの補助記憶装置は1台だけである。
正答3
解説
正解は3です。
仮想記憶で、主記憶と補助記憶の間の入替え(ページング)が頻繁に起こって性能が低下したときの対策を問う問題です。
この現象はスラッシングと呼ばれ、主記憶の容量が不足していることが原因です。
【選択肢別解説】
1:× 演算能力の高いCPUに交換しても、主記憶の不足によって起こる入替えの回数は減りません。
原因を除去する対策にはなりません。
2:× 仮想記憶の容量を増やしても、実際に使える主記憶の容量は変わりません。
かえって入替えが増えることもあり、原因を除去する対策にはなりません。
3:○ 主記憶装置の容量を増やすと、より多くのプログラムやデータを主記憶に置けるようになります。
補助記憶との入替えの回数が減るので、性能低下の原因を取り除けます。
4:× 補助記憶装置を大容量のものに交換しても、主記憶の不足は解消されません。
入替えの頻度は減らないので、原因を除去する対策にはなりません。
【ポイント】
スラッシングは「主記憶不足で入替えが多発し、処理がほとんど進まなくなる状態」です。
対策は主記憶の増設や、同時に実行するプログラムの数を減らすことです。