あるコールセンターでは,顧客からの電話による問合せに対応するオペレーターを支援するシステムに,顧客とオペレーターの会話の音声を認識し,顧客の問合せに対する回答の候補をオペレーターのPCの画面に表示するAIを導入した。
1日の対応件数は1,000件であり,問合せ内容によって二つのグループA,Bに分けた。
AI導入前後の各グループの対応件数,対応時間が表のとおりであるとき,AI導入後に,1,000件の問合せに対応する時間は何%短縮できたか。
〔AI導入前後のグループ別の対応件数と対応時間〕
グループA:AI導入前 対応件数800件・対応時間 全体の60%/AI導入後 対応件数800件・対応時間 AI導入前と比べて50%短縮
グループB:AI導入前 対応件数200件・対応時間 全体の40%/AI導入後 対応件数200件・対応時間 AI導入前と同じ時間
正答1
解説
正解は1です。
AI導入前の1,000件の対応時間の合計を100%として、導入後の対応時間の合計を求めます。
グループAは全体の60%の時間を占め、それが50%短縮されます。
グループBは全体の40%の時間を占め、導入後も変わりません。
【計算】
導入後のグループAの対応時間は、60%×(1−0.5)=30%です。
導入後のグループBの対応時間は、40%のままです。
導入後の合計は、30%+40%=70%です。
短縮できた割合は、100%−70%=30%です。
【選択肢別解説】
1:○ 導入後の対応時間は導入前の70%になるので、30%短縮できたことになります。
2:× 40%はグループBの対応時間の割合であり、短縮率ではありません。
3:× 50%はグループAだけの短縮率です。
グループAは全体の60%の時間なので、全体への影響は30%にとどまります。
4:× 60%はグループAの導入前の時間の割合であり、短縮率ではありません。
【ポイント】
部分の短縮率を全体に換算するときは、その部分が全体に占める割合を掛けます。
件数の割合(800件と200件)ではなく、時間の割合(60%と40%)で計算する点に注意します。