正答2
解説
正解は2です。
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つです。
ITへの対応とは、組織の目標を達成するために、組織内外のIT環境を把握し、業務にITを適切に利用・統制することです。
金融庁の実施基準では、新たなITシステムの導入や既存システムの更新を強いるものではないとされています。
【選択肢別解説】
1:× ITによる業務の迅速化やミスの防止は、ITを活用する利点の一般論です。
内部統制の基本的要素としての「ITへの対応」の内容を説明したものではありません。
また、ITだけで不注意によるミスを確実に防げるわけでもありません。
2:○ 既存のITの活用を広げたり使い方を変えたりして目標を達成できるなら、新しいシステムの導入や更新を求めるものではありません。
実施基準の考え方と一致します。
3:× 業務プロセスをITで自動化すると、プロセスを変えるたびにプログラムの修正が必要になります。
大幅な修正が容易になるのではなく、むしろ手間がかかることがあります。
4:× 業務がITに大きく依存していても、IT全般統制やIT業務処理統制を整備すれば内部統制の目的は達成できます。
依存すること自体で目的の達成が難しくなるわけではありません。
【ポイント】
ITへの対応は、IT環境への対応と、ITの利用及び統制からなります。
ITの統制は、システム全体を支えるIT全般統制と、個々の業務処理に組み込まれたIT業務処理統制に分けられます。