ある企業では,サーバ室への入室管理を暗証番号で行っていたが,虹彩認証装置による本人確認を加えることによって,無許可の者の入室をより確実に防止する対策とした。
これは,サーバ室における情報セキュリティ要素のうち,どれを高める対策に該当するか。
正答3
解説
正解は3です。
情報セキュリティの主な要素は、機密性、完全性、可用性の三つです。
さらに、真正性、責任追跡性、否認防止、信頼性を加えて考えることもあります。
許可されていない人の入室を防ぐ対策が、どの要素を高めるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 可用性は、許可された人が必要なときに情報やシステムを使える状態を保つことです。
入室の本人確認を厳しくしても、使える状態を保つことにはつながりません。
2:× 完全性は、情報が正確で、改ざんや破損がない状態を保つことです。
入室管理の強化は、主に完全性を高める対策ではありません。
3:○ 機密性は、許可された人だけが情報にアクセスできる状態を保つことです。
虹彩認証を加えて無許可の者の入室をより確実に防ぐことは、機密性を高める対策です。
4:× 否認防止は、ある行為をした人が、後からその事実を否定できないようにすることです。
デジタル署名やログの記録などで実現し、入室を防ぐ対策とは目的が異なります。
【ポイント】
機密性はConfidentiality、完全性はIntegrity、可用性はAvailabilityで、頭文字を取ってCIAと呼ばれます。
アクセスできる人を限定する対策は、機密性を高めると覚えましょう。