第100回 助産師国家試験 午前問14
A さん(32歳、初妊婦)。
妊娠 30 週 0 日、妊婦健康診査のため来院した。
妊娠 9 週 0 日に妊娠と診断されて以降、妊婦健康診査を受診していなかった。
身長 155 cm、体重 80 kg(非妊時体重 68 kg)。
血圧 138/80 mmHg。
下腿に軽度の浮腫が認められた。
尿蛋白 +、尿糖 2 +。
超音波検査で胎児推定体重 2,100 g、AFI 24.0、子宮頸管長 35 mm。
子宮収縮の自覚はない。
血液検査 デ ー タ は、Hb 11.5 g/dL、Ht 33 %、空腹時血糖 144 mg/dL であった。
A さんへの対応で最も適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
本例は妊娠30週・空腹時血糖144mg/dLと著しい高血糖を呈し、妊娠糖尿病(GDM)の診断基準(空腹時92mg/dL以上)を大きく上回り、随時の食事指導のみでは管理困難な明らかな糖代謝異常合併妊娠の状態である。
羊水過多(AFI 24.0)も巨大児・胎児合併症を示唆しており、入院して血糖モニタリングとインスリン治療によるコントロールを開始するのが最優先である。
1の外来食事指導では血糖144の改善は困難。
2の50gGCT、3の75gOGTTはGDMのスクリーニング・確定検査だが、すでに空腹時血糖が高値で診断は明らかなため改めて行う必要はない。
4の羊水検査は胎児染色体検査の手技で、本例の主問題である高血糖管理とは適応が異なる。まとめて解く
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