第100回 助産師国家試験 午前問37
A さん(22歳)。
神経性食欲不振症の治療中に妊娠が判明した。
現在、妊娠7週 3日、身長 160 cm、体重 40 kg である。
A さんは数日前から悪心を訴えている。
今後注意すべき合併症はどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5。
神経性食欲不振症(BMI 40/1.6²=15.6 と著しい低体重)の妊婦では、葉酸・ビタミン・カロリー摂取不足から胎児神経管閉鎖障害(NTD)と胎児発育不全(FGR)のリスクが高い。
低栄養は胎盤機能不全を招き、子宮内発育環境を悪化させる。
1の周産期心筋症は産後の心不全で、低栄養との直接関連は薄い。
2の高K血症は腎不全・横紋筋融解で起こりやすく、神経性食欲不振症では嘔吐・下剤乱用による低K血症が多い。
3の甲状腺クリーゼはバセドウ病コントロール不良で起こり、神経性食欲不振症では甲状腺機能低下や正常値が多い。
妊娠中の栄養障害は母児双方にリスクを与え、葉酸摂取・体重増加目標・心理支援を含む包括的ケアが必要。まとめて解く
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