正常分娩にて児が出生した。
臍帯切断後、陰裂近くの臍帯を止めたコッヘル鉗子が下降し、恥骨結合上の腹部を圧迫すると臍帯が下降し胎盤が娩出した。
この場合の胎盤剝離徴候はどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
1のキュストネル徴候は、恥骨結合の上の腹壁を手で圧迫したとき、胎盤が剝離していれば臍帯は腟内に引き込まれず、むしろ下降する。
3のアールフェルド徴候は、陰裂の近くで臍帯にかけたコッヘル鉗子が、胎盤の剝離とともに下降する(10〜15cm程度)。
本例の「鉗子が下降」「恥骨結合上を圧迫すると臍帯が下降」は、この2つに当たる。
2のシュレーダー徴候は、剝離すると子宮底が上昇して右に傾き、子宮体が細く硬くなるもので、本例には記述がない。
4のストラスマン徴候は、臍帯を持ったまま子宮底を軽くたたき、その振動が臍帯に伝わらなければ剝離している(伝われば未剝離)とみるもの。
5のミクリッツ・ラデッキー徴候は、剝離した胎盤が腟内に下降して産婦が便意・骨盤底の圧迫感を訴えるもので、本例には記述がない。
図解