第100回 助産師国家試験 午前問47
30歳の初産婦。
妊娠41週3日に陣痛が発来したため入院した。
妊婦健康診査で、HBs抗原陽性、HBe抗原陰性。
その他の異常は指摘されていなかった。
入院時、子宮口8 cm開大。
直ちに分娩監視装置を装着したところ軽度の変動一過性徐脈が認められた。
入院から1時間後に児を娩出した。
娩出時に血性羊水が認められた。
出生直後、児の啼泣は弱く、筋緊張が低下していたため、インファントラジアントウォーマー下で児の足底を刺激した。
出生から30秒後には、あえぎ呼吸で心拍数は6秒間に8回であった。
体重は3,000 g前後、外表奇形は認められない。
このときの児に対する処置(別冊No. 4 ①〜④)を別に示す。
最も優先されるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
別冊4の処置選択肢のうち、新生児蘇生(NCPR2020アルゴリズム)に従えば、出生直後の評価で自発呼吸なし・心拍100/分未満・チアノーゼなどの所見があれば、気道確保・刺激→陽圧換気(人工呼吸)の流れが最優先となる。
具体的な選択肢が画像依存だが、④に陽圧換気(バッグマスク換気)が示されていれば最優先処置となる。
①②③が体位確保や口腔吸引、酸素投与など初期評価段階の処置で、自発呼吸が乏しい状態ではこれらより人工呼吸の確立が優先である。
NCPRでは「Aは気道確保、Bは呼吸確立(陽圧換気)」の順で、心拍60未満なら胸骨圧迫を併用する。
新生児蘇生は最初の1分(Golden Minute)が予後を左右する。まとめて解く
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