第100回 助産師国家試験 午後問85
A さん(36 歳、初産婦)。
妊娠 41 週0日、胎児下降不良のため鉗子分娩となった。
児の健康状態に問題はなかったが、側頭から前額にかけてうっすらと鉗子の圧痕がついていた。
A さんは主治医から、児の圧痕は徐々に薄くなると説明され「安心しました」と答えた。
A さんの夫は仕事で分娩に立ち会えず、分娩2時間後の 16 時に来院した。
状況を知った夫はナースステーションに来て「詳しく話が聞きたい。
顔に痕が残らないと聞いたが、もし残ったらどうするのか」と声を荒げて話した。
助産師の対応で最も適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
医療事故・予期しない医療行為の説明は主治医(医師)の責任で行うのが原則で、家族から詳細な医学的説明を求められた場合は主治医に対応を引き継ぐのが適切。
鉗子分娩は医師が行う医療行為のため、助産師が単独で詳細説明をするのは越権となる。
2の「落ち着いてください」は感情に共感せず不適切。
3の「管理は問題なかった」と助産師が断定するのは医療判断越権で、夫の不信感を増す可能性がある。
4の「Aさんは納得している」は当事者間の問題に第三者を持ち出すもので不適切。
5は気休めで医学的説明として不適切。
インフォームドコンセントと医療チーム内の役割分担を理解する。まとめて解く
第100回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第100回 助産師国家試験 の全110問を見る →