第100回 助産師国家試験 午後問102
Aさん(37歳、初産婦)は、妊娠41週3日、予定日超過のため子宮収縮薬を使用しての分娩誘発が開始された。
無痛分娩を希望し、硬膜外麻酔による疼痛緩和が開始された。
分娩第1期15時間、分娩第2期5時間、分娩遷延のため会陰切開し、吸引分娩となった。
児は体重3,280 g、Apgar〈アプガー〉スコアは1分後7点、5分後9点であった。
出血量は550 mL、分娩第4期の経過は正常。
バイタルサインは問題なく、硬膜外カテーテルを抜去し帰室した。
産褥5日の退院時、A さんは「無痛分娩は産後の体が楽だと聞いていたが、疲れがとれません。
まだ授乳に慣れてないので心配です」と不安そうな表情で話した。
夫の育児休業は1週間の予定であるという。
助産師は訴えをしばらく傾聴した。
両乳房緊満+、乳管の開口数は左右とも5、6本で射乳あり。
日中の授乳は母乳のみで夜間は人工乳を補足している。
退院に向けての説明で最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
退院時の不安と授乳不慣れに対して、母乳外来での継続フォローを案内することが最も適切である。
退院後の母乳トラブル(吸着不良・乳腺炎・分泌不良)は母乳外来や助産院で継続支援を受けられる体制を案内し、孤立を防ぐ。
1の睡眠薬処方は授乳中の安全性問題と本質的支援にならない。
3のAだけ退院は児との分離・愛着形成阻害で不適切。
4の産後ケア施設入所は選択肢の一つだが、まず外来フォローで対応し必要時に紹介する段階。
健やか親子21の重点課題にも産後ケア体制整備があり、産後2週・1か月健診・母乳外来・産後ケア事業を活用する。まとめて解く
第100回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第100回 助産師国家試験 の全110問を見る →