第101回 助産師国家試験 午後問61
A さん(39 歳、1回経産婦)は、体重 3,850 g の児を経腟分娩した。
分娩第3期までの出血量は羊水を含めて 650 mL。
胎盤娩出時のバイタルサインは、脈拍 80/分、血圧 125/75 mmHg。
A さんは分娩2時間後に気分不快を感じ、助産師を呼んだ。
外陰部に当てたパッドを超えて血液があふれベッドのシーツに広く染みており、床にもこぼれていた。
パッド内の血液量は 120 g。
脈拍 130/分、血圧 72/38 mmHg で、不穏な状態である。
分娩から分娩2時間後までの出血の総量として予想される値はどれか。
正答4
解説
正解は4。
胎盤娩出後の出血は重症弛緩出血の経過と推定される。
分娩第3期までの出血量650mLにパッド超過の大量出血(シーツに広く染み・床にこぼれる)・パッド内120g、ショック徴候(脈拍130/分・血圧72/38mmHg=ショックインデックス1.8)から、視認できない出血量を加味して総出血量は2,000mL以上と予測される(産科危機的出血対応指針のショックインデックス×推定循環血液量による算出)。
SI 1.0で約1,000mL、SI 1.5で約2,500mLが目安。
本例SI 1.8は2,000〜2,500mL以上の出血を強く示唆。
緊急輸血・原因検索・血管内治療検討。まとめて解く
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