第101回 助産師国家試験 午後問82
A さん(30 歳、初産婦)。
妊娠 39 週0日。
微弱陣痛のためオキシトシンを使用し、体重 3,500 g の児を経腟分娩した。
分娩所要時間 18 時間 30 分。
分娩時出血量 700 mL。
分娩2時間後、オキシトシン点滴静脈内注射は継続中で、子宮底の高さは臍高、硬度はやや軟。
最終排尿は、分娩1時間前であった。
体温 37.5 ℃、脈拍 80/分、血圧 130/70 mmHg。
分娩1時間後の出血量は 30 mL、2時間後の出血量は 60 mL であった。
「陣痛が始まってから食事も摂れず、眠れなかった。
赤ちゃんの泣き声が気になって休めない。
体が熱く、汗をかいた」と言う。
このときの対応で最も優先されるのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
分娩4時間後で子宮底臍高・硬度やや軟・最終排尿8時間前・触診不明だが膀胱充満を疑う状況では、膀胱充満による子宮復古不全・後出血リスクがあるため排尿促進が最優先。
膀胱が充満すると子宮を上方に押し上げ収縮を阻害し弛緩出血の原因となる。
2の食事摂取・3の授乳介助・4の全身清拭・5の冷罨法はいずれも産後ケアとして重要だが、膀胱充満解除より優先順位は低い。
産褥早期は4時間ごとの排尿確認、自然排尿困難なら導尿実施。
「子宮復古→排尿確認→出血観察」の優先順位を整理。まとめて解く
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