第101回 助産師国家試験 午後問91
Aさん(34歳、未妊婦)。
3か月前から、月経の数日前から月経中にかけて下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。
月経は規則的で量は正常。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:大学卒業後は銀行に就職し、職場で知り合った夫と半年前に結婚した。
結婚後も仕事を継続し、生活に充実感を感じている。
家族歴:母方の祖母が乳癌で死亡。
母親は乳癌の手術歴がある。
身体所見:身長160cm、体重55kg。
検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。
経腟超音波検査で左卵巣内に2cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
A さんは医師から月経痛の緩和のため痛み止めの処方を受けた。
医師の診察後に、将来の妊娠の計画について助産師が相談を受けた。
A さんも夫も、子どもが 2人欲しいと考えているという。
助産師が行う A さんへの説明で正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
子宮内膜症は加齢とともに進行し妊孕性が低下するため、子どもを希望する夫婦には早期の妊娠を目指すことが望ましい(妊孕能温存の観点)。
1の子宮内膜症は不妊原因の一つだが完治しなくても妊娠は可能。
3の体重減少と妊孕性の関係は本例で体重情報なく断定できない(BMI正常範囲で妊孕性は高い)。
4の不妊治療必要性は精査前で決められない(妊娠を試みた後の経過で判断)。
5の仕事継続と妊娠成立に直接の阻害関係はない。
子宮内膜症合併不妊では早期妊娠・必要時ART(生殖補助医療)が選択肢。まとめて解く
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