第101回 助産師国家試験 午後問93
Aさん(34歳、未妊婦)。
3か月前から、月経の数日前から月経中にかけて下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。
月経は規則的で量は正常。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:大学卒業後は銀行に就職し、職場で知り合った夫と半年前に結婚した。
結婚後も仕事を継続し、生活に充実感を感じている。
家族歴:母方の祖母が乳癌で死亡。
母親は乳癌の手術歴がある。
身体所見:身長160cm、体重55kg。
検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。
経腟超音波検査で左卵巣内に2cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
A さんは「今後の妊娠を見据えた上で、乳癌の検査について知りたい」と言う。
乳癌の検査に関する A さんへの説明で適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
授乳中の乳房は乳汁産生・実質増大により触診・画像検査ともに評価困難で癌の発見が遅れることがある(妊娠関連乳癌が増えるのもこのため)。
妊娠・授乳期の乳癌スクリーニングは超音波が中心となる。
2の妊娠中検査は時期を限らず必要時に実施可能で「後期」に限定する根拠なし。
3の超音波検査は良悪性鑑別の補助だが確定診断は組織生検(針生検・吸引細胞診)。
4のA さんの年齢では超音波検査が有用(若年者は乳腺密度が高くマンモグラフィより超音波が有効)。
妊娠・授乳期乳癌の検査タイミングと方法を整理する。まとめて解く
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