第102回 助産師国家試験 午後問70
女性において肝周囲炎をきたすのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
性器クラミジア(Chlamydia trachomatis)が骨盤腔から肝周囲に達して起こす肝周囲炎をFitz-Hugh-Curtis症候群といい、右上腹部痛・発熱を呈する。
Neisseria gonorrhoeaeも同様に起こすが日本では性器クラミジアが頻度高い(3が正答)。
1の放線菌(Actinomyces)は子宮内避妊用具(IUD)長期留置者で内膜炎・骨盤内膿瘍を起こすが、肝周囲炎の典型ではない。
2のカンジダ属は腟カンジダ症の原因。
4のB群溶血性レンサ球菌(GBS)は新生児敗血症・髄膜炎の原因菌で母体常在菌(spp.の腟・直腸保菌率は20〜30%)。
5のHIVは肝周囲炎を起こさない。
助産師は性感染症スクリーニング(妊娠初期のクラミジア核酸検査、HIV、梅毒、B型・C型肝炎)を実施し、骨盤内炎症性疾患(PID)の症状を理解する。まとめて解く
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