第102回 助産師国家試験 午後問104
Aさん(35歳、経妊婦)。
妊娠8週。
身長158cm、体重49kg(非妊時体重52kg)。
妊婦健康診査を受診した。
妊婦健康診査で、体温37.5℃、血圧92/64mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、尿ケトン体2+。
2週前から嘔気が出現し、1週前から一日中嘔吐が続いており、水分は一口程度であれば摂取できるが、食事はほとんど摂取できていない状況である。
Aさんは、「前回の妊娠の時と違って、こんなに吐いてばかりで赤ちゃんは大丈夫でしょうか。不安です」と話している。
A さんは妊娠 12 週で、妊婦健康診査を受診した。
体重 50.0 kg、血圧 94/60 mmHg、尿蛋白(−)、尿糖(−)、尿ケトン体(±)。
嘔吐は軽減してきたが嘔気は持続している。
「1日3食頑張って食べようと努力していますが、ご飯を一口食べると吐いてしまいます。
どうすれば食べられるようになるでしょうか」と話している。
助産師が行う食事指導で適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
妊娠悪阻が回復期にある妊婦には、無理な定量摂取より「食べられるときに食べやすいもの」(1が正答、嗜好性・少量頻回・冷たい食事の活用)と、脱水予防のための水分摂取(3が正答、経口補水液・スポーツドリンク・お茶・スープ)が適切。
2の「1日2,000kcal目標」は妊娠初期は推定エネルギー必要量1,800kcal前後(活動量により)+付加50kcalで2,000kcalは過大、また食べられない時期に目標数値を押し付けるのは逆効果。
4の「お腹が空いてから食べる」は空腹で悪心が増悪することがあり推奨できない(少量頻回が基本)。
5の「外食回避」は栄養摂取機会を制限し、加熱食品中心であれば外食でも問題ない。
助産師は妊娠悪阻の栄養指導としてBRAT食(バナナ、米、リンゴ、トースト)や少量頻回の冷たい食事を提案する。まとめて解く
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