第103回 助産師国家試験 午前問44
Aさん(30歳、2回経産婦)。
第2子分娩後に腹腔鏡下子宮筋腫核出術の既往があるが、経腟分娩は可能と診断されていた。
妊娠経過は順調であった。
妊娠40週0日、陣痛発来にて入院となった。
入院1時間後の時点で破水し、その後陣痛が増強した。
さらに2時間が経過し、Aさんは額に汗を浮かべながら陣痛に耐えている。
内診所見では既破水、子宮口全開大、Station+2であった。
この時点の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 2)を別に示す。
胎児心拍数陣痛図の所見で正しいのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
陣痛とほぼ同時に始まり、同時または陣痛より少し遅れて回復する変動の大きい徐脈は「変動一過性徐脈」で、臍帯圧迫が原因。
1の一過性頻脈は15bpm以上15秒以上の心拍数上昇、2のサイヌソイダルは正弦波様の規則的波形で胎児貧血の重篤所見、3の早発一過性徐脈は陣痛と同期した児頭圧迫由来の緩やかな徐脈、4の遅発一過性徐脈は陣痛のピーク後に徐脈の最下点が来る胎盤機能不全所見でいずれも本問の所見とは合致しない。
CTG所見の正しい命名と原因鑑別は助産師の重要技能。
変動一過性徐脈出現時は体位変換・酸素投与・羊水補充等の保存的対応と医師への報告を組み合わせる。まとめて解く
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