第103回 助産師国家試験 午前問47
Aさん(43歳、経産婦、専業主婦)。
夫(45歳、会社員)と男児(2歳)と3人暮らし。
妊娠11週3日。
Aさんは「つわりがつらく、食事がしっかり摂れていません。水分は気を付けて摂っています」と言う。
身長160cm、体重63kg(非妊娠時から-1kg)。
血圧132/80mmHg。
Hb10.6g/dL、Ht33%。
尿蛋白(-)、尿ケトン体(-)。
胎児は頭臀長〈CRL〉55mm、胎児心拍が確認された。
A さんの妊娠経過の診断で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
Hb 10.5g/dL未満は妊娠中の貧血の診断基準(WHO・産科ガイドライン)であり、本問の所見は「貧血」と判断される。
2の重症妊娠悪阻は持続性嘔吐・脱水・電解質異常・ケトン尿を呈する病態で本例の所見は示されていない、3の胎児発育不全は推定胎児体重が在胎週数相当の10パーセンタイル未満で診断、4の高血圧合併妊娠は妊娠20週未満からの高血圧で本例には該当しない。
妊娠中の鉄欠乏性貧血は妊婦の30%以上に認められ、循環血漿量増加に対し赤血球量が追いつかないことに加え、児への鉄供給で消耗する。
助産師は食事指導と鉄剤服用支援、産後出血リスクへの備えを行う。まとめて解く
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