第103回 助産師国家試験 午前問48
Aさん(43歳、経産婦、専業主婦)。
夫(45歳、会社員)と男児(2歳)と3人暮らし。
妊娠11週3日。
Aさんは「つわりがつらく、食事がしっかり摂れていません。水分は気を付けて摂っています」と言う。
身長160cm、体重63kg(非妊娠時から-1kg)。
血圧132/80mmHg。
Hb10.6g/dL、Ht33%。
尿蛋白(-)、尿ケトン体(-)。
胎児は頭臀長〈CRL〉55mm、胎児心拍が確認された。
妊娠 30 週0日。
体重 75 kg。
血圧 142/90 mmHg。
尿蛋白+、浮腫+。
時々腹部が張る感じがすると話す。
推定胎児体重 1,500 g、胎児心拍正常。
医師から1週後に受診するようにとの指示があった。
A さんは「自宅で血圧を測るとそんなに高くありません。
子どもの世話もあるし、入院となると困ります」と言う。
助産師が A さんに行う生活指導で適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
妊娠高血圧症候群疑いの妊婦への生活指導として「自宅での血圧測定継続(家庭血圧)」「家事・育児合間の安静」が適切。
1の水分摂取制限は循環血漿量低下を招き胎盤血流低下となるため不適、2のウォーキングは血圧上昇を悪化させる、5の1,600kcal/日は妊娠中期推奨量(+250kcal、合計2,000-2,200kcal)に対し過度な制限。
産科ガイドラインでは妊娠高血圧症候群の食事は塩分7〜8g/日制限・適正エネルギー・蛋白質確保が推奨される。
家庭血圧の継続測定で早期入院判断につなげる。
助産師は仕事・育児の調整提案や母性健康管理指導事項連絡カードの活用を含めて支援する。まとめて解く
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