第103回 助産師国家試験 午前問49
Aさん(43歳、経産婦、専業主婦)。
夫(45歳、会社員)と男児(2歳)と3人暮らし。
妊娠11週3日。
Aさんは「つわりがつらく、食事がしっかり摂れていません。水分は気を付けて摂っています」と言う。
身長160cm、体重63kg(非妊娠時から-1kg)。
血圧132/80mmHg。
Hb10.6g/dL、Ht33%。
尿蛋白(-)、尿ケトン体(-)。
胎児は頭臀長〈CRL〉55mm、胎児心拍が確認された。
妊娠 35 週0日。
妊娠 30 週以降、血圧上昇はなく経過している。
A さんは「前回のお産は、時間がかかってつらかったのでお産が不安になってきました。
バースプ ランはまだ立てていません。
今回が最後のお産だと思うので、よい体験にしたいです」と助産師に話す。
A さんへの助産師の対応で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
経産婦が前回分娩のつらい体験を踏まえて「よい体験にしたい」と表現する場合、助産師は産婦の主体性を尊重し「分娩中の過ごし方を一緒に考える」協働的態度が望ましい。
1の「短時間で出産できますよ」は根拠ない安易な保証、2の無痛分娩を一方的提案は産婦の選好確認なしで不適、4の「次回までにバースプラン完成を」は期限を切る指示的態度で支援的でない。
バースプランは産婦の希望・価値観を可視化し医療者と共有するツールで、立てる過程そのものが分娩への自己効力感を高める。
助産師は傾聴・共感・パートナーシップを基盤に、女性中心のケアを実践する。
前回の分娩体験の振り返り(debriefing)も次回出産準備に有効である。まとめて解く
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