第103回 助産師国家試験 午後問101
Aさん(32歳、初産婦)。
妊娠経過は順調であった。
妊娠39週5日で3,420gの女児を吸引分娩で出産した。
分娩所要時間20時間50分、破水から分娩までの所要時間1時間30分。
分娩時出血量450mL。
正中側切開術が施行された。
産褥3日。
母児同室となり、A さんは頻回に授乳を行っている。
児の体重は 3,300 g。
排便(移行便)3 回/日、排尿5回/日。
活気があり吸啜良好である。
A さんは「授乳のコツもわかってきましたが、昨晩も眠れなかったので疲れてきました」 と言う。
A さんへの助産師の対応で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
頻回授乳で疲労困憊している母親には、「一時的に児を預かる(短時間でも休息確保)」ことが現実的な疲労回復策。
母乳育児継続を支えるためには母親の睡眠・休息の確保が必須。
1の人工乳追加は分泌低下の悪循環、2の「頑張りましょう」は精神論で支援になっていない、3の授乳回数を減らすは乳房うっ滞・分泌低下を招く。
産後の睡眠不足は母乳分泌(オキシトシン・プロラクチン)と母体回復・メンタルヘルスに直結し、産後うつのリスク因子でもある。
助産師は母児同室を継続しつつ、必要時の児預かり・搾乳ボトル授乳・夫や家族のサポート活用を柔軟に提案する。まとめて解く
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