第103回 助産師国家試験 午後問102
Aさん(32歳、初産婦)。
妊娠経過は順調であった。
妊娠39週5日で3,420gの女児を吸引分娩で出産した。
分娩所要時間20時間50分、破水から分娩までの所要時間1時間30分。
分娩時出血量450mL。
正中側切開術が施行された。
産褥4日。
A さんは、明日退院の予定となった。
A さんは「赤ちゃんの世話にもやっと慣れてきました。
赤ちゃんはかわいいです。
出産後に助産師さんとお産のことを話した時は、よく頑張ったねと言ってもらえました。
でも出産に時間がかかり吸引分娩になるとは思いませんでしたし、傷がまだ痛いです。
私はちゃんとしたお産ができなかったのではないかと思います」と言う。
A さんへの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
吸引分娩を肯定的に受け止められない産婦には「もう一度お産の振り返り(バースレビュー)」を提案し、本人のペースで体験を意味づける機会を作る。
1の「立派なお産」、2の「無事に終わったから喜びましょう」は産婦の感情を否定し、肯定的解釈を押し付ける支援になり不適切、4の新生児訪問への先送りは退院前のサポート機会を逸する。
バースレビュー・バーストラウマケアは産後うつ・PTSD予防に有効で、産婦の主観的体験を傾聴し、医療者の介入意図・状況を丁寧に説明することで「自分が頑張ったお産」として再構築できる。
助産師の産後ケアの中核技術である。まとめて解く
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