第104回 助産師国家試験 午後問103
A さん(30 歳、初産婦)。
既往歴や生活歴に特記すべき事なく、妊娠経過中、母子ともに異常の指摘はなかった。
妊娠39週1日、頭位経腟分娩で男児を出生した。
児の Apgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点、初期蘇生は行わずルーチンケアのみ行って終了したが蘇生の際の診察で左の口唇裂を認めた。
出生体重 2,950 g。
生後 10 分の児のバイタルサインは、体温 37.2 ℃、呼吸数 50/分、心拍数 160/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92 %(room air)であった。
A さんは以前より早期母子接触を希望していた。
早期母子接触前の児への対応として適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5(経皮的動脈血酸素飽和度SpO2モニターの継続)。
出生時に蘇生を要した児がNICU入院後に安定し、母親の希望で早期母子接触(カンガルーケア)を行う際は、SpO2モニターを継続して児の呼吸・酸素化を監視することが必要である。
日本周産期・新生児医学会の指針では、早期母子接触中はSpO2モニター装着と医療者による継続観察が必須とされる。
1の経鼻胃管は栄養管理目的で接触前に新たに挿入する必要はない。
2の酸素投与は接触前の準備としての開始は不要(SpO2が正常であれば)。
3の閉鎖式保育器への収容は母子接触と相反する。
4の胸部エックス線は状態安定時に接触前緊急に撮影する理由がない。まとめて解く
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