第108回 助産師国家試験 午後問99
A さん(32 歳、初産婦)は、妊娠 39 週 6 日、規則的な子宮収縮と痛みを自覚し、午前 3 時に分娩予定の産婦人科を受診した。
胎児は頭位、子宮口 5 cm 開大、展退度 80 %、Station −1。
無痛分娩を希望し、硬膜外麻酔により痛みが緩和された。
午前 11 時に子宮口全開大、Station +4、午後 2 時に子宮口全開大、Station +4、矢状縫合は縦で小泉門が 0 時方向に触れる。
分娩停止の適応で鉗子遂娩術が実施されることになった。
A さんの出血は止まり、会陰切開部の縫合が行われた。
午後 6 時、助産師が訪室すると「お尻のあたりが痛いです。便がしたい感じもあります」と訴えて顔をしかめている。
会陰部は軽度腫脹がみられるが、縫合不全はなく、パッドへの悪露の付着は少量である。
このときの助産師の対応で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「内診をする。」が正しい。
年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて判断する。
1は、対象者の安全、症状の緊急性、生活背景、支援関係の形成を踏まえる必要がある。
この場面で求められる評価・支援の目的と一致する。
2の「トイレで排便を促す。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
3の「鎮痛薬の処方を医師に依頼する。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
4の「子宮収縮薬の処方を医師に依頼する。」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
選択肢がいずれも支援に見える場合は、現在の危険、本人の意思、継続支援へのつながりを基準に絞る。まとめて解く
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