正答1
解説
正解は1です。
良性腫瘍と悪性腫瘍は、増殖の仕方、周囲組織への影響、全身への影響で区別されます。
【選択肢別解説】
1:○ 良性腫瘍は膨張性増殖を示します。
周囲の組織を押しのけるようにゆっくり大きくなり、被膜をもって境界が明瞭なことが多いです。
そのため手術で完全に摘出しやすく、再発や転移はまれです。
2:× 組織破壊は悪性腫瘍の特徴です。
悪性腫瘍は周囲組織に入り込む浸潤性増殖を示し、正常組織を破壊しながら広がります。
3:× 悪液質は悪性腫瘍の特徴です。
進行した癌では、るい痩、貧血、全身衰弱が進む悪液質の状態になります。
良性腫瘍は原則として全身状態に大きな影響を与えません。
4:× 壊死傾向は悪性腫瘍の特徴です。
悪性腫瘍は増殖が速く血流の供給が追いつかないため、中心部に壊死や出血を起こしやすいです。
【ポイント】
良性は「膨張性・発育が遅い・境界明瞭・転移しない」、悪性は「浸潤性・発育が速い・境界不明瞭・転移する」と対比して覚えましょう。