正答1
解説
正解は1です。
頸部の正中付近には甲状腺があり、ここに触れる腫瘤の性状は疾患の鑑別に役立ちます。
腫瘤の硬さ、表面の性状、広がりが判断の手がかりになります。
【選択肢別解説】
1:○ 甲状腺癌では、頸部正中付近に硬い腫瘤を触れます。
甲状腺の一部に、硬く、表面が不整で、可動性に乏しい結節として触れるのが特徴です。
2:× バセドウ病では、硬い腫瘤ではなく、柔らかいびまん性の甲状腺腫大を触れます。
甲状腺全体が均一に腫れ、表面は平滑です。
3:× 慢性甲状腺炎(橋本病)では、限局した硬い腫瘤ではなく、びまん性の甲状腺腫大を触れます。
甲状腺全体が弾性硬に腫れ、表面にやや凹凸を触れることがあります。
4:× 悪性リンパ腫では、頸部正中ではなく、主に側頸部などのリンパ節が腫れます。
リンパ節は弾性硬で圧痛のない腫瘤として触れることが多いです。
【ポイント】
甲状腺の触診では、びまん性の腫大(バセドウ病、橋本病)か、結節性の腫瘤(腫瘍)かを区別します。
硬く不整で動きにくい結節は、悪性を疑う所見です。