正答2
解説
正解は2です。
触診は、手で触れて圧痛、腫瘤、浮腫などを調べる診察法です。
神経痛の圧痛点や、腫瘤・浮腫の性状についての知識が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 三叉神経第3枝の神経痛の圧痛点は、上眼窩点ではなくオトガイ点です。
上眼窩点(眼窩上孔)は第1枝、眼窩下点は第2枝の圧痛点です。
これらはヴァレーの圧痛点と呼ばれます。
2:○ 下腿の浮腫では、脛骨部を指で押すと圧痕が生じます。
皮下の組織間隙にたまった水分が押し出されるため、指を離してもしばらくくぼみが残ります。
骨の上で皮下組織が薄い脛骨前面は、浮腫を確かめやすい部位です。
3:× 皮下の良性腫瘍では、可動性は悪くなく、良好なことが多いです。
良性腫瘍は周囲に浸潤しないため、皮膚や深部組織と癒着せずよく動きます。
可動性が悪いのは、周囲に浸潤した悪性腫瘍の特徴です。
4:× 皮膚の触診では、始めに局所(病変部)を触れるのではありません。
周囲の健常な部位から触れ始め、徐々に病変部へ近づけて比較します。
痛みのある部位を先に触れると、患者が緊張して正確な所見がとれなくなるからです。
【ポイント】
三叉神経痛の圧痛点は、第1枝が眼窩上孔、第2枝が眼窩下孔、第3枝がオトガイ孔です。
触診は「健側から患側へ、遠くから近くへ、軽くから深くへ」が原則です。