正答1
解説
正解は1です。
非外傷性腓骨筋腱脱臼は、上腓骨筋支帯の欠損や腓骨筋腱溝の形成不全など、生まれつきの素因を背景に起こる脱臼です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
腓骨筋腱脱臼は内返しではなく、足関節の背屈・外返しで起こります。
腓骨筋が強く収縮した状態で背屈・外返しが加わると、腱が外果の後方から前方へ乗り越えます。
非外傷性のものでは、素因があるために日常の背屈・外返し動作でも脱臼します。
2:× 正しい記述です。
腓骨筋腱は外果の後方の溝を通っています。
脱臼すると主に長腓骨筋腱が外果を乗り越え、外果の前方へ移動します。
3:× 正しい記述です。
上腓骨筋支帯は腓骨筋腱を外果後方に押さえる組織です。
これが欠損・弛緩していると、腱が溝から外れやすくなります。
4:× 正しい記述です。
外果後面の腓骨筋腱溝が浅いなどの形成不全があると、腱を保持できず脱臼しやすくなります。
【ポイント】
腓骨筋腱脱臼は足関節捻挫と誤認されやすく、反復すると習慣性脱臼に移行します。