正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
皮膚の創傷が治るときは、まず血餅が傷を埋め、その下に肉芽組織が作られます。
肉芽組織は、増殖した線維芽細胞、新しくできた毛細血管、炎症細胞からなる若い結合組織です。
【選択肢別解説】
1:× 扁平上皮化生は、気管支の円柱上皮が喫煙などの刺激で扁平上皮に置き換わる現象です。
創傷治癒で血餅の下層にできる組織ではありません。
2:○ 肉芽組織では線維芽細胞が盛んに増殖し、膠原線維を産生します。
この膠原線維が後に瘢痕となり、創を強固に閉じます。
3:○ 肉芽組織には新生した毛細血管が豊富にあります。
毛細血管が酸素や栄養を運ぶため、肉芽組織は肉眼で赤く顆粒状に見えます。
4:× 乾酪壊死は、結核の肉芽腫の中心にみられるチーズ様の凝固壊死です。
通常の創傷治癒の過程ではみられません。
【ポイント】
肉芽組織の三要素は「線維芽細胞」「毛細血管」「炎症細胞(マクロファージなど)」です。
肉芽組織はやがて血管と細胞が減り、膠原線維の多い瘢痕組織に置き換わります。