正答2
解説
正解は2です。
意識障害の評価には、覚醒の程度や刺激に対する反応をみるスケールを使います。
認知症の評価スケールとは目的が異なる点に注意します。
【選択肢別解説】
1:× 前頭葉機能バッテリー(FAB:Frontal Assessment Battery)は、概念化や抑制など前頭葉の機能を評価する検査です。
意識障害の評価には用いません。
2:○ Japan Coma Scale(JCS)は、刺激しなくても覚醒している(1桁)、刺激で覚醒する(2桁)、刺激しても覚醒しない(3桁)に分け、それぞれを3段階で評価します。
3-3-9度方式とも呼ばれ、我が国で広く使われる意識障害の評価法です。
3:× ミニメンタルステート検査(MMSE:Mini-Mental State Examination)は、認知機能を30点満点で評価する検査です。
意識が清明であることを前提に行う、認知症のスクリーニング検査です。
4:× 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は、認知症のスクリーニングに用いる30点満点の検査です。
意識障害の評価には用いません。
【ポイント】
意識障害の評価法は、「JCS(3-3-9度方式)」と「グラスゴー・コーマ・スケール(GCS:開眼・言語・運動の合計3〜15点)」です。
MMSEとHDS-Rは、いずれも30点満点の認知症スクリーニング検査です。