正答3
解説
正解は3です。
変性とは、細胞や組織に正常ではみられない物質が沈着したり、正常な物質が過剰にたまったりする状態です。
アルコールを多く飲むと、肝臓で脂肪の合成が増え、分解や搬出が追いつかなくなります。
【選択肢別解説】
1:× アミロイド変性は、アミロイドという異常な蛋白質が組織に沈着するものです。
多発性骨髄腫や慢性炎症に伴うアミロイドーシスでみられます。
2:× フィブリノイド変性は、血管壁や結合組織にフィブリンに似た物質が沈着するものです。
膠原病や悪性高血圧の細動脈でみられます。
3:○ アルコール性肝障害では、肝細胞の中に中性脂肪の滴がたまる脂肪変性が起こります。
これが脂肪肝で、アルコール性肝障害の最も早い段階の病変です。
4:× 糖原変性は、細胞内にグリコーゲンが過剰にたまるものです。
糖尿病や糖原病でみられます。
【ポイント】
アルコール性肝障害は、脂肪肝からアルコール性肝炎、肝線維症、肝硬変へと進行します。
脂肪肝の段階であれば、禁酒によって元に戻ります。