正答4
解説
正解は4です。
浮腫は、毛細血管圧の上昇、膠質浸透圧の低下、血管透過性の亢進、リンパ流の障害の4つの機序で生じます。
フィラリア症(糸状虫症)がどの機序にあたるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 血管透過性の亢進は、炎症やアレルギー、熱傷などでみられる浮腫の機序です。
フィラリア症の浮腫の主因ではありません。
2:× 毛細血管圧の上昇は、心不全や静脈血栓などで静脈圧が上がったときの浮腫の機序です。
フィラリア症の浮腫はこの機序ではありません。
3:× 膠質浸透圧の低下は、ネフローゼ症候群や肝硬変、低栄養などで血漿アルブミンが減ったときの機序です。
フィラリア症とは関係しません。
4:○ フィラリア症では、蚊が媒介する糸状虫の成虫がリンパ管内に寄生し、リンパ管を閉塞させます。
その結果リンパ液が組織に貯留してリンパ浮腫となります。
慢性化すると皮膚や皮下組織が肥厚し、象皮病と呼ばれる状態になります。
【ポイント】
リンパ浮腫の代表は、フィラリア症と、乳癌手術などのリンパ節郭清後の浮腫です。
浮腫の4つの機序と代表疾患を対にして覚えましょう。