正答4
解説
正解は4です。
クロルヘキシジンは低水準消毒薬で、一般細菌には有効ですが、効果の及ばない微生物があります。
この問題は殺菌効果が期待できないものを選ぶので、○ が答え(効果が期待できない微生物)です。
【選択肢別解説】
1:× 結核菌は、本問で答えとして選ぶ肢ではありません。
クロルヘキシジン単独では結核菌への効果は弱いとされます。
しかし手指消毒などに使うアルコール配合のクロルヘキシジン製剤では、エタノールの作用で結核菌にも効果が得られます。
一方、B型肝炎ウイルスは低水準消毒薬では不活化できないことがはっきりしているため、こちらが答えになります。
2:× 多剤耐性菌にもクロルヘキシジンの殺菌効果は期待できます。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの耐性菌は抗菌薬には耐性でも、消毒薬の作用は受けるためです。
3:× グラム陽性球菌にはクロルヘキシジンの殺菌効果が期待できます。
黄色ブドウ球菌などのグラム陽性球菌は、クロルヘキシジンが最も効きやすい微生物の一つです。
4:○ B型肝炎ウイルスにはクロルヘキシジンの殺菌効果が期待できません。
低水準消毒薬はB型肝炎ウイルスを不活化できないためです。
B型肝炎ウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムやグルタラールなどを用います。
【ポイント】
低水準消毒薬(クロルヘキシジン・塩化ベンザルコニウムなど)は、結核菌、芽胞、多くのウイルスに無効と覚えます。
血液汚染時のB型肝炎ウイルス対策には次亜塩素酸ナトリウムを使います。