正答3
解説
正解は3です。
輸血療法では、不足している血液成分だけを補う成分輸血が原則です。
各血液製剤の性質と使い分けが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 新鮮血は採血後6日以内の血液ではありません。
新鮮血は採血後間もない(概ね3日以内の)血液を指し、それ以上経過したものは保存血として扱われます。
2:× 保存血の輸血では、血小板の補給は期待できません。
血小板は低温保存で速やかに機能を失うため、保存血には有効な血小板がほとんど含まれていないためです。
血小板の補給には血小板濃厚液を用います。
3:○ 凝固因子の補充には新鮮凍結血漿を用います。
採血後に血漿を分離してすぐ凍結するため、不安定な凝固因子の活性が保たれています。
播種性血管内凝固症候群(DIC)や大量出血などで凝固因子が不足したときに使います。
4:× 循環血液量の維持には血小板輸血ではなく、輸液やアルブミン製剤、赤血球製剤などを用います。
血小板輸血は血小板減少による出血の予防や治療に使うものです。
【ポイント】
成分輸血は「赤血球製剤は貧血・酸素運搬」「新鮮凍結血漿は凝固因子の補充」「血小板濃厚液は血小板減少」と目的で使い分けます。
血小板濃厚液は室温で振とうしながら保存する点も特徴です。