正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
頭部外傷の種類と、それぞれに特徴的な症状や合併症の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 組合せは正しいです。
脳しんとうから回復しないうちに再び頭部に衝撃を受けると、急激な脳腫脹を起こして重篤になることがあります。
これをセカンドインパクトシンドロームといい、柔道などのスポーツで特に注意が必要です。
2:× 組合せは正しいです。
頭蓋底骨折では硬膜が破れて髄液が鼻から漏れる髄液鼻漏や、眼の周囲の皮下出血(パンダの眼徴候)がみられます。
3:× 組合せは正しいです。
急性硬膜下血腫は脳表の血管が破れて起こり、脳挫傷を伴うことも多いため、受傷直後から強い意識障害がみられます。
4:○ 組合せは誤りです。
慢性硬膜下血腫は受傷後数週から数か月かけて血腫がゆっくり大きくなるため、激しい頭痛で発症することは少ないです。
軽い頭痛、物忘れなどの認知機能低下、歩行障害、片麻痺などで気づかれることが多く、高齢者や飲酒者に多い病気です。
【ポイント】
急性硬膜外血腫は意識清明期、急性硬膜下血腫は直後からの意識障害、慢性硬膜下血腫は高齢者の緩やかな認知機能低下が特徴です。
慢性硬膜下血腫は手術で改善しうる病気です。