正答2
解説
正解は2です。
単純性股関節炎は、小児の股関節に一過性の滑膜炎が起こり、股関節痛や跛行を生じる疾患です。
安静で1〜2週間ほどで自然に治まり、後遺症を残さないのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 女児ではなく男児に多く発生します。
3〜10歳ごろの男児に多く、かぜなどの上気道感染に続いて発症することがあります。
2:○ 両側同時発症はないという記述が正しいとされます。
単純性股関節炎は通常片側の股関節に発症します。
両側の症状がある場合は、化膿性関節炎や若年性特発性関節炎など他の疾患を考えます。
3:× 股関節開排制限は単純性股関節炎の特徴ではありません。
開排制限は乳児の発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の重要な所見です。
単純性股関節炎では、関節内の液貯留により主に内旋や屈曲で軽い制限がみられます。
4:× 大腿骨頭壊死を起こすことはありません。
単純性股関節炎は予後良好で、後遺症を残さず治ります。
大腿骨頭の壊死を生じるのはペルテス病です。
【ポイント】
単純性股関節炎は「男児・片側・一過性・予後良好」と覚えます。
症状が長引く場合は、似た年齢に発症するペルテス病との鑑別が重要です。