正答3
解説
正解は3です。
聴診では、呼吸音・声音・心音・副雑音などを聴き取ります。
液体や空気が間にたまると音は伝わりにくくなり、組織が硬くなると伝わりやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 胸水貯留では声音は増強ではなく減弱します。
肺と胸壁の間にたまった液体が、声の振動の伝わりを妨げるためです。
2:× 心膜液貯留では心音は増強ではなく減弱します。
心臓の周りにたまった液体が、音を胸壁に伝わりにくくするためです。
3:○ 急性心膜炎では心膜摩擦音を聴取します。
炎症を起こした臓側心膜と壁側心膜がこすれ合い、ひっかくような音が聴こえます。
4:× 甲状腺機能亢進症では心音は減弱ではなく増強します。
甲状腺ホルモンで心臓の収縮力と心拍数が増えるためです。
【ポイント】
声音や音声振盪は、胸水や気胸で減弱し、肺炎などで肺が硬くなると増強します。
心膜液が増えると摩擦音は消えることがあります。