正答3
解説
正解は3です。
血友病は、血液凝固第Ⅷ因子(血友病A)または第Ⅸ因子(血友病B)が不足する遺伝性の出血性疾患です。
深部の出血、特に関節内や筋肉内の出血が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病では血小板数は正常です。
異常があるのは凝固因子で、検査では活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が延長します。
2:× 血友病はX連鎖劣性遺伝なので、ほとんどが男性に発症します。
女性は多くの場合、保因者になります。
3:○ 重症例では、膝や肘、足関節などに関節内出血を繰り返します。
出血を繰り返すと関節が破壊され、血友病性関節症になります。
4:× ヘリコバクター・ピロリ菌は胃潰瘍や胃癌の発症に関与する細菌です。
血友病は遺伝子異常による疾患で、ピロリ菌は関与しません。
【ポイント】
血小板の異常では皮膚の点状出血、凝固因子の異常では関節内出血や筋肉内出血が起こりやすいと区別します。
柔道整復の臨床では、外傷の既往がない関節血腫に注意します。