正答2
解説
正解は2です。
骨腫瘍は、単純エックス線写真での骨透過像(骨が黒く抜けて見える像)の形や部位が診断の手がかりになります。
多房性とは、透過像の中に隔壁があり、いくつもの部屋に分かれて見える状態です。
【選択肢別解説】
1:× 内軟骨腫は手指の骨に多い良性腫瘍です。
境界明瞭な透過像の中に点状の石灰化がみられるのが特徴で、典型的な多房性像ではありません。
2:○ 骨巨細胞腫は、骨端線閉鎖後の長管骨の骨端部に偏在性に発生します。
骨皮質を膨らませる多房性の透過像(石けん泡状)を示します。
3:× 孤立性骨嚢腫(単発性骨嚢腫)は、小児の上腕骨や大腿骨の骨幹端に多い病変です。
内部に隔壁の少ない単房性の透過像を示します。
4:× 線維性骨異形成は、骨が線維組織に置き換わる病変です。
透過像はすりガラス状を示すのが特徴です。
【ポイント】
骨巨細胞腫は、20〜40歳代、膝周囲(大腿骨遠位・脛骨近位)の骨端部、石けん泡状の多房性透過像と覚えます。
良性でも再発しやすい腫瘍です。