正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
超音波療法は、高周波の機械的振動を組織に伝えて温熱作用と非温熱作用を得る物理療法です。
【選択肢別解説】
1:× 超音波療法には温熱効果と非熱効果の両方があるので、記述は正しいです。
連続照射では組織の振動による発熱で深部を温め、パルス照射では発熱を抑えて微細振動による非熱効果を得ます。
2:× 感覚障害部位への使用は禁忌とされるので、記述は正しいです。
感覚障害があると患者が過熱による痛みを訴えられず、熱傷や骨膜痛を見逃すおそれがあります。
3:○ 治療導子は固定せず、皮膚上で常に動かしながら使用します。
導子を固定すると、エネルギーが一点に集中して定在波や局所の過熱が生じ、組織損傷や骨膜痛を招きます。
正しくは、ゲルを介して導子を円を描くように、またはストローク状にゆっくり移動させます。
4:× 治療部位の深さに応じて周波数を設定するので、記述は正しいです。
周波数が低いほど深部まで届くため、深部には1MHz、浅い部位には3MHzが用いられます。
【ポイント】
超音波療法は「導子は動かす」「深部は1MHz、浅部は3MHz」が基本です。
感覚障害部位、悪性腫瘍部、妊娠中の腹部、成長期の骨端線などには照射しません。