正答1
解説
正解は1です。
手技療法(後療法としての揉捏法・軽擦法などのマッサージ)の適応と禁忌を問う問題です。
皮膚や組織に直接圧や摩擦を加えるため、病変を悪化・拡大させる部位には行えません。
【選択肢別解説】
1:○ 浮腫部は手技療法が可能な部位です。
外傷後の浮腫には、軽擦法などで静脈やリンパの還流を促し、腫脹の吸収を早める効果が期待できます。
ただし心不全や腎不全による全身性の浮腫は、原疾患を悪化させるおそれがあるため対象外です。
2:× 発疹部は手技療法の禁忌です。
発疹は皮膚疾患や感染症の徴候であり、摩擦や圧迫で症状が悪化したり感染が広がったりするおそれがあります。
3:× 創傷部は手技療法の禁忌です。
開放創に手技を加えると、感染や出血を招き、創傷治癒が妨げられます。
4:× 腫瘍部は手技療法の禁忌です。
悪性腫瘍の部位を揉みほぐすと、血行やリンパ流を介した転移を助長するおそれがあります。
【ポイント】
手技療法の禁忌は、感染症、皮膚疾患、創傷、悪性腫瘍、出血傾向、急性炎症などです。
外傷後の浮腫は、むしろ手技療法で改善を図る対象になると覚えます。