正答4
解説
正解は4です。
長時間のウォーキングを続けた後に足背の疼痛と腫脹が生じた症例で、考えられる疾患を問う問題です。
急な運動量の増加と足背の症状から、中足骨の疲労骨折が考えられます。
【選択肢別解説】
1:× ジョーンズ骨折は第5中足骨近位骨幹部の疲労骨折で、痛みは足背ではなく足の外側に生じます。
サッカーなど方向転換の多い競技の選手に多い骨折です。
2:× 第2ケーラー病は、思春期の女子に多い第2中足骨頭の骨端症(阻血性壊死)です。
疼痛は足背ではなく、第2中足骨頭部(第2中足趾節関節)の足底側を中心に生じます。
3:× フランスヒール骨折は、ハイヒールでの内返しなど急性の外傷で生じる第5中足骨基部の骨折を指す呼称です。
本例のように運動の継続で徐々に生じる足背の痛みとは異なります。
4:○ 行軍骨折が考えられます。
行軍骨折は、長時間の歩行や行進で生じる中足骨の疲労骨折で、第2・第3中足骨の骨幹部に好発します。
足背の局所的な疼痛と腫脹がみられ、初期のエックス線写真では異常が出ないことがあります。
【ポイント】
行軍骨折は軍隊の行進で多発したことから名付けられた中足骨の疲労骨折です。
初期に異常がなくても、2〜3週後の再撮影で仮骨形成を確認します。