正答4
解説
正解は4です。
この問題はみられないものを選ぶので、○ が答え(急性期にみられないもの)です。
脳卒中の急性期には、神経症状そのものに加えて、臥床に伴う合併症にも注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 排尿障害は急性期にみられます。
意識障害や脳の排尿中枢の障害により、尿失禁や尿閉が起こります。
2:× 嚥下障害は急性期にみられます。
延髄の障害による球麻痺や、両側の大脳病変による仮性球麻痺で起こり、誤嚥の原因になります。
3:× 沈下性肺炎は急性期にみられます。
長時間の臥床で肺の背側に分泌物がたまり、感染を起こすためです。
4:○ 肩手症候群は急性期にはみられません。
麻痺側の肩の痛みと手の腫脹を特徴とする合併症で、多くは発症から数週〜数か月後の回復期に出現するためです。
【ポイント】
肩手症候群は複合性局所疼痛症候群(CRPS)タイプⅠに分類されます。
急性期から良肢位の保持や愛護的な関節運動を行うことが予防に役立ちます。