正答4
解説
正解は4です。
キーンベック病は、月状骨が無腐性壊死を起こす疾患で、手を使う作業の多い青壮年の男性に多くみられます。
進行すると月状骨がつぶれ、手根骨全体の配列が崩れていきます。
【選択肢別解説】
1:× 保存療法は無効ではありません。
初期には手関節の固定や安静などの保存療法が行われ、症状が改善することがあります。
2:× キーンベック病は舟状骨ではなく月状骨の壊死性疾患です。
舟状骨の壊死は、舟状骨骨折後の偽関節や阻血性壊死として起こります。
3:× 腫脹や圧痛がみられるのは手関節の掌側ではなく背側です。
月状骨の位置に一致して、手関節背側の中央部に腫脹と圧痛が出ます。
4:○ 進行すると手根骨の配列異常がみられるという記述は正しいです。
月状骨が圧潰して高さが失われると、舟状骨が回旋するなど手根骨の配列が崩れるためです。
【ポイント】
キーンベック病の病期はリクトマン分類で評価し、月状骨の硬化、圧潰、手根骨の配列異常、関節症へと進みます。
尺骨が橈骨より短い尺骨マイナス変異が発症の要因の一つとされます。