正答3
解説
正解は3です。
頸椎後縦靱帯骨化症は、椎体の後面を縦に走る後縦靱帯が骨化して厚くなり、脊柱管を狭めて脊髄を圧迫する疾患です。
わが国を含む東アジアに多く、指定難病に定められています。
【選択肢別解説】
1:× 頸椎後縦靱帯骨化症は女性ではなく男性に多いです。
中年以降の男性に多く、男女比はおよそ2対1です。
2:× 骨化の進行は早くありません。
骨化は通常、年単位でゆっくりと進行します。
3:○ 糖尿病を合併することが多いという記述は正しいです。
糖尿病や肥満は後縦靱帯骨化症の発症と関連する因子として知られているためです。
4:× 進行すると弛緩性麻痺ではなく痙性麻痺を呈します。
頸髄が圧迫されて錐体路が障害されるため、四肢の腱反射亢進と痙性歩行がみられます。
【ポイント】
頸椎後縦靱帯骨化症では、転倒などの軽い外傷で脊髄損傷を起こしやすい点に注意が必要です。
骨化の評価には、単純エックス線の側面像やCTが有用です。