正答4
解説
正解は4です。
特発性大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭の血流が途絶えて骨組織が壊死する疾患です。
「特発性」とされますが、副腎皮質ステロイドの服用やアルコールの多飲が発症に強く関係しています。
【選択肢別解説】
1:× 初期の免荷は不要ではありません。
壊死した骨頭がつぶれる(圧潰)のを防ぐため、杖の使用などで骨頭にかかる負荷を減らします。
2:× 成長期の血流障害が背景となるのは、特発性大腿骨頭壊死症ではなくペルテス病です。
特発性大腿骨頭壊死症は、おもに成人に発症します。
3:× 早期の確定診断に有用なのはCT検査ではなくMRI検査です。
MRIのT1強調像で、壊死部を取り囲む帯状の低信号域が早期からみられるためです。
4:○ ステロイド薬服用が関係しているという記述は正しいです。
ステロイド薬の大量投与は、アルコールの多飲とともに発症の代表的な危険因子とされています。
【ポイント】
特発性大腿骨頭壊死症は、ステロイド関連とアルコール関連が大部分を占めます。
骨頭の圧潰が進むと、人工骨頭置換術や人工股関節全置換術が行われます。