正答4
解説
正解は4です。
後脛骨筋の停止部と、その牽引による裂離骨折を問う問題です。
後脛骨筋は下腿後面深層から内果の後方を通り、足底内側へ向かう筋です。
主な停止部は舟状骨粗面で、足の内がえしと縦アーチの保持に働きます。
【選択肢別解説】
1:× 距骨には筋が付着しません。
そのため、筋の牽引による裂離骨折は起こりません。
2:× 内側楔状骨にも後脛骨筋の線維の一部が付着します。
ただし主な停止部ではなく、裂離骨折の部位としては舟状骨が代表的です。
内側楔状骨に主に停止するのは前脛骨筋や長腓骨筋です。
3:× 立方骨は足部外側の骨で、後脛骨筋の主たる停止部ではありません。
立方骨の外側には長腓骨筋腱が通る溝があります。
4:○ 舟状骨粗面は後脛骨筋の主な停止部です。
足部の外がえし強制などで後脛骨筋が急激に緊張すると、舟状骨粗面が裂離します。
【ポイント】
後脛骨筋=舟状骨粗面、短腓骨筋=第5中足骨基部の裂離骨折が頻出の組合せです。
舟状骨粗面の痛みでは、有痛性外脛骨との鑑別も重要です。