正答3
解説
正解は3です。
肘内障は2〜4歳ころの幼児に多く、手を引っ張られたあとに腕を動かさなくなるのが特徴です。
橈骨頭が輪状靱帯から抜けかかる亜脱臼の状態と考えられています。
【選択肢別解説】
1:× 肘関節外側部の腫脹はほとんどみられません。
骨や靱帯の断裂を伴わないため、外見上の変化に乏しいのが特徴です。
2:× 肘関節の外反動揺性はみられません。
外反動揺性は内側側副靱帯の損傷などでみられる所見です。
3:○ 輪状靱帯の亜脱臼がみられます。
牽引により橈骨頭が輪状靱帯から抜けかかり、靱帯の一部が腕橈関節に挟まった状態になります。
4:× 単純エックス線像では異常所見はみられません。
骨の損傷がないためで、むしろ骨折を否定する目的で撮影します。
【ポイント】
肘内障は「腫脹なし、エックス線像で異常なし、上肢を下垂して動かさない」が典型像です。
整復は前腕の回外と肘の屈曲で行い、整復時にクリック音を触知します。